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太陽光で発電した電気や、蓄電池に蓄えた電気、家庭内の家電で使用する電気など、電気に関わるあらゆる住宅機器を一括でコントロールし、エネルギーマネジメントする家をスマートハウスと呼びます。ここで言うスマートとは、賢いという意味です。今までの太陽光発電や省エネ家電を使ったエコ住宅の一歩上を行く住宅モデルとして、2011年より本格的に国内ハウスメーカーが実用に踏み切りました。
スマートハウスを導入することで、昼間に太陽光で発電した電力を効率的に使用することができ、消費電力もより制御することができます。同時に、家庭内で排出するCO2量も 削減できます。
このスマートハウス実用化の背景には、CO2の排出量を2020年までに1990年のCO2排出量と比べ、25%削減するという目標を政府が掲げていることがあります。とりわけ、家庭内やオフィス内のCO2排出量は1990年に比べ1.4倍と最も増加しているため、住宅からの排出量を減らす低炭素化を強く推進してきました。その取り組みのひとつに住宅の省エネ化の向上や、住宅を建築する際の資材製造から解体までを考慮した、建築物のライフサイクルトータルでCO2排出量を減らす「ライフサイクルカーボンマイナス(LCCM)住宅」の研究があります。平成21年から始まったこの研究のひとつにスマートハウスがあるのです。
家庭内の省エネを通じて経済的負担が軽くなるだけでな く、地球環境にも優しいシステムなんですね。
様々な電力を効率よく使用するためのスマートハウス。その最大の目標は、家庭内での電力を100%自給自足で賄うことです。そのために必要なことは電力を作る創エネ、電力を蓄える蓄エネ、消費電力を極力抑える省エネです。
・創エネ…何度もご紹介している太陽光発電です。昼間に太陽光から電力を作ることで、電力会社から電気を買う必要がなくなります。自ずと電力会社は電気を作る量が減るので、電気を作る際に発生するCO2の量も減らすことができます。
・蓄エネ…これは前回ご紹介した蓄電池です。今までの太陽光発電では電力を蓄えることができなかったため、 夜間の電力はどうしても電力会社に頼らなければなりませんでしたが、昼間作った電気を蓄えることで、夜も各家庭で作った電気を使えるようになります。また、蓄電池の新しい形として開発が進んでいるEVカーは電気で走るため、ガソリン代がかからないのはもちろん、車のCO2排出量もゼロになります。
・省エネ…こちらは前回にご紹介したHEMSで、スマートハウスの核となるシステムです。いくら太陽光発電で電気を作り、いつでも使えるように蓄えていても、上手に電気を使えなければ、もしもの時に電気がなくなる恐れがあります。HEMSは太陽光発電で作る電力や蓄えられている電力、家庭内で消費される電力のすべてをネットワークで管理します。あれこれ考えなくても、最適に電気を使ってくれ、CO2排出量も最低限に抑えられる理想の省エネシステムと言えます。
この3つが揃って、始めてスマートハウスとして機能するんですね。
2011年から実用化が本格的に始まったスマートハウス。多くのハウスメーカーが、太陽光発電システム、蓄電池、HEMSを組み合わせたスマートハウスの発売をすでにスタートしています。また経済産業省は2010〜2014年末「次世代エネルギー・社会システム実証」事業を行なっており、該当地域(豊田市、横浜市、京都府の3自治体、北九州市)のなかには、一般住宅やオフィスビルを対象として、太陽光発電や電気自動車などを無償で貸 し出している物件もあります(例:トヨタホームとトヨタすまいるライフが2011年9月に販売した豊田市の物件)。そのほかパナソニックと藤沢市、オリックスや住友信託銀行など8社が共同で開発を進めている、街全体をスマートハウス化する「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」計画(2013年度開業予定)などもあり、スマートハウスへの動きは活発化する一方です。
気になるのはすでに住宅を持っている場合ですが、積水化学工業はセキスイハイムを建てた人向けにHEMSと太陽光発電システムのセット販売を開始しています。
すべての住宅がすぐにスマートハウスになるには、まだ時間がかかりそうですが、各メーカーが開発を進めていることは間違いないため、将来的には太陽光発電と蓄電池 、HEMSのセットを導入することがスタンダートになりそうです。
費用などの関係もあるでしょうが、早く導入できるようになると暮らしがより便利になりますね。
太陽光パネルだけでなく、さらに進んだ省エネ技術があることに驚きました。今後もっと開発が進めば、省エネという言葉がより身近になりますね。気軽にスマートハウスにするには、まだ少し時間がかかりそうだとは思いましたが、自分の家がスマートハウスになることを想像するとワクワクしますね。これからは太陽光発電パネルの導入と合わせて、じっくりチェックしてみようと思います。